気が付くと・・・

何気ない退屈な日々を送っている毎日。いつものごとく残業に明け暮れ・・・疲れ果ててベッドで眠る。

そんなある日、目が覚めるとぼくは何もない殺風景な部屋にいた。さっきまでいたはずの寝室ではない。どことなく事務的な雰囲気の漂うその部屋。

厳密には、何もないわけではない。そこはに椅子とテーブルがあり、ほとんどが木目の壁で覆われ前面には大きな鏡が一面に張り付いている。

自分は椅子に深く腰掛けた状態だった。


「ん？」

どこかで見た覚えがある・・・だが思い出せない・・・。これはまだ夢をみているのだろうか。頭の中が混乱している。

そんななか、不意に天井から・・・謎の声がする・・・


『それではですねぇ、コメントお願いいたします。3、2、1、キュッ〜』

そこで僕の口から出た言葉は・・・



『カウントダウンTVをご覧の皆さんこんばんは』